こんにちは!へーわです。
全世界株式に投資する事を決めたものの、たくさんの選択肢があるので迷っている人もいると思います。
日本ETF:MAXIS全世界株式(2559)
海外ETF:バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)
それぞれの特徴を確認してみました。
目次
投資信託:eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
◆連動指数:MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス
MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックスは、先進国23カ国と新興国26カ国(2018年12月末現在)の49カ国の大型株と中型株で構成される株価指数です。
世界全体の株価動向を知るのに広く利用されている株価指数です。2018年12月末現在で、11のセクターにまたがる2,700を超える銘柄で構成されています。
◆構成国
先進国87%・・・アメリカ57.8%、日本6.5%、イギリス3.8%、フランス2.9%、カナダ2.8%、その他13.1%
新興国13%・・・中国4.9%、台湾1.8%、韓国1.7%、その他4.6%
◆ 為替ヘッジ:無し
為替ヘッジを行わないため、為替相場の変動による影響を受ける。
◆購入通貨:円
◆手数料
買付手数料:なし
管理費用(含む信託報酬):0.1144%
売却手数料(信託財産留保額):なし
◆純資産:2486.06億円
日本ETF:MAXIS全世界株式(2559)
◆連動指数:MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス
◆構成国:先進国87%、新興国13%
◆ 為替ヘッジ:無し
◆購入通貨:円
◆手数料
買付手数料:楽天証券の場合 無料
管理費用:0.08%
売却手数料:楽天証券の場合 無料
◆純資産:86.07億円
◆分配金:年2回
海外ETF:バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)
◆連動指数:FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス
FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスは、FTSE社が開発した指数で、中小型株を含む全世界の株式市場の動向を表す時価総額加重平均型の株価指数です。主要先進国株式及び新興国株式等が対象となり、約8,000銘柄で構成されています(2020年11月末現在)。
日本を含むアメリカなどの先進国、成長著しい新興国のインドや南アフリカなど、全世界株式市場(47か国)の大型株から小型株まで含んでおり、全世界の株式市場時価総額約98%をカバーしています。
◆構成国
先進国・・・アメリカ 51.79%、日本 8.48%、イギリス 5.80%、フランス 3.10%、ドイツ 3.03%、カナダ 2.99%、スイス 2.44%、オーストラリア 2.22%
新興国・・・中国 3.22%、韓国 1.84%、台湾 1.58%、香港 1.23%、インド 1.16%、オランダ 1.13%、スペイン 1.03%、イタリア 0.93%、ブラジル 0.90%、南アフリカ 0.81%
◆購入通貨:ドル
◆手数料
買付手数料:楽天証券の場合 無料
管理費用:0.08%
売却手数料:楽天証券の場合 0.495%
為替手数料:25銭
◆純資産:2.8兆円
◆分配金:年4回
まとめ
VTはドルで売買する必要があるので、為替手数料が発生します。
また、ドルは基軸通貨として世界中の人が保有し流通量が多いため価値が下がりやすいと思います。楽天証券で米国ETFを保有すると購入手数料は無料ですが、購買手数料が発生します。
米国ETFは分配金に税金が発生するし、少額では再投資も難しいです。
以上の事からVTは長期積立に適していないと考えます。もちろん、逆にドルの価値が上昇する可能性もあるので、ドル資産としてVTを一定割合で保有するのが良いと思います。
20年から40年の運用期間では、MXS全世界株式ETF(2559)の方がパフォーマンスが高い一方で、それ以上に超長期運用をするとeMAXIS Slim全世界株式の方が高いリターンを出すようになります。
eMAXIS Slim全世界株式は分配金を出さないため、複利効果で長期(40年以上)になるほどパフォーマンスが良くなります。中期(20年~40年)ではMXS全世界株式ETF(2559)の方がパフォーマンスが高いです。
結論は、投資期間が40年以下の場合、日本株ETFの「MXS全世界株式ETF(2559)」。投資期間が40年以上の場合、投資信託の「eMAXIS Slim全世界株式」がパフォーマンスが高い。海外ETFのバンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)は税金、再投資、為替手数料、売却手数料の関係でパフォーマンスはやや低い。