ドルインデックス

こんにちは!へーわです。

ここ10年くらい米国株が好調で、米国株を保有している人も多いと思います。

米国株を買うということは円からドルに換えています。つまり、米国株を保有するということは自分の試算をドルで保有することになります。

今日はドルの価値を考えていきたいと思います。

ドルインデックスとは

ドルインデックスとは、ドルの価値を相対的に表した指標です。

例えば、「ドル円」のような1対1の為替レートで「ドル安円高」になった場合、ドルの価値が下がって「ドル安円高」になったのか円の価値が上がって「ドル安円高」になったのかハッキリとは分かりません。

そんな時にドルインデックスが使えます。

ドルインデックスはドルの価値をユーロ、円、ポンド、スイスフランなど相対通貨に対して総合的に弾き出した指数なのでドルの価値を正確に算出しています。

つまり、ドルインデックスを確認すればドルの価値が正確に分かります。

ドルインデックスの数値が高いとドルの価値が高い。ドルインデックスの数値が低いとドルの価値が低いということになります。

過去のドルインデックス チャート

過去のドルインデックス チャートを確認してみると徐々にドルの価値が下がっているのがわかります。

ドルの価値が下がるのは当然の話です。なぜなら、ドルは基軸通貨として世界中の人が保有します。供給量が多く、たくさんの人が保有している資産は価値が下がるのが当然です。

また、さらに長期のチャートを見ると1969年(123.8ドル)、1985年(160.41ドル)、2001年(119.47ドル)、2016年(102.29ドル)と15年~16年の周期でドルインデックスが上昇し、その後ドルインデックス下落を繰り返しています。

この周期が続けば、2024年くらいにドルインデックスが底をつき、2030年くらいにドルインデックスは上昇するということになります。

ドルインデックスと金

ドルと金価格は逆相関の関係にあります。

金は世界共通の資産であり、特定の国の経済状況に依存しません。なので金は無国籍の通貨とも言えます。

そのため、ドルを持っている人はドル安の対策として金を購入します。

ドルは基軸通貨なのでドルを持つ人は世界中にたくさんいて、どんどん供給されるので需要と供給の関係からドルの価値は今後、減少していくと考えられます。

ドルと逆相関の金は今後、上昇すると考えられます!

まとめ

ドルインデックスが15年周期で上昇すると言っても、上昇のピーク値も徐々に下がってきています。やはり、ドルの価値は下落傾向です。ドルが基軸通貨だからとドルばかり持っていると将来資産を大きく減らす可能性があるのは忘れない方がよさそうです。

一方で、好調な米国市場の恩恵を受けるにはドルで米国株を保有する必要があります。

米国市場は好調だがドルは長期で見ると下落するので悩ましいですが、適度にドル資産も持っておいて ドル下落に備えてその他の資産(日本株、金、ユーロ等)も持っておくのが大事だと思います。

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